目標 2. 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

ターゲット出典:外務省のページからの引用
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf

2.1 2030 年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

2.2 5 歳未満の子どもの発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを 2025 年までに達成するなど、2030 年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年 女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

2.3 2030 年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び 高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、 女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業 生産性及び所得を倍増させる。

2.4 2030 年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極 端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的 に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭 (レジリエント)な農業を実践する。

2.5 2020 年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バ ンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。

2.a 開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強 化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜 のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。

2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、すべての形態の農産物輸出補助金及び同等の効果を持つすべての輸出措置の並行的撤廃などを通じて、世界の農産物市場における貿易 制限や歪みを是正及び防止する。

2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。

目標 1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

ターゲット出典:外務省のページからの引用
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf

1.1 2030 年までに、現在 1 日 1.25 ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。

1.2 2030 年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、 女性、子どもの割合を半減させる。

1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030 年まで に貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。

1.4 2030 年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービ スへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、 天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的 資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。

1.5 2030 年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、 気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に 暴露や脆弱性を軽減する。

1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上 国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。

1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。

 

学習者向けSDGsエッセンシャルクエスチョンズ

(有)ラウンドテーブルコムが運営をサポートする国際的学習プログラム研究委員の間で考えてみました。
ご参考に。

貧困をなくそう
お金がなくて、困っている人達を無くすには何をしてあげられるますか?

飢餓をゼロに
食べ物を食べられない人を世界から無くすには何をしたら良いでしょうか?

すべての人に健康と福祉を
どんな国にいても健康的な生活ができて、おじいさんやおばさんにも優しい街にするには?

質の高い教育をみんなに
世界中どこにいても、学ぶ気持ちがあれば、成功する道が用意されているようにするには?

ジャンダー平等を実現しよう
男の子でも、女の子でも平等に仕事ができるって素敵ではないですか?

安全な水とトイレを世界中に
日本に住んでいるとなかなか意識しないので調べてみた方が良いかもしれませんね。国によって解決方法も考える必要があるかも。

エネルギーをみんなにそしてクリーンに
一部の人達がエネルギーを独占しないよう、そして地球に優しいエネルギーを使いたいですよね?

働きがいも経済成長も
仕事を楽しくして、そして生活を豊かにできるって両立しないの?

産業と技術革新の基盤をつくろう
新しいことにみんなで挑戦できる気持ちを持つには何を整えますか?

人や国の不平等をなくそう
世界中どこにいても、誰にでもチャンスがある環境にするには?

住み続けられるまちづくりを
無駄がなく安全でずっとすみ続けるまちにするには何が足りないかな?

つくる責任
つかう責任
みんなに使ってもらう製品を作ったら最後まで責任を持ちましょう。そしてつかう方も正しくつかうにはどうしたら良いかな?

気候変動に具体的な対策を
地球が暖かくなると、南極の氷が溶けて、海が押し寄せてくるかも。なんとかしなくては!

海の豊かさを守ろう
海の生き物もいつの間にか絶滅しているなんてこと許せないよね?

陸の豊かさも守ろう
豊かな土地で、生きものを守りながら生活して行くには?

平和と公正をすべての人に
平和な世界に生まれてこなかった人には夢は持てないの?

パートナーシップで目標を達成しよう
一人で頑張るより、みんなで目標を決めて地球に良い事をしませんか?

保護中: Lascaux

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保護中: Chauvet Cave

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SDGs for Your Class

当サイト運営会社(有)ラウンドテーブルコムガ事務局を担当している、国際的学習プログラム研究委員会の活動として下記のワークショップを提供します。

SDGs for Your Class
日時:2018年3月31日(土)10:00〜11:30
場所:慶應義塾大学 三田 西校舎524番教室

20180331_leaflet

お申し込みは以下のサイトから
http://www.roundtable.co.jp/company/?cat=6

小さな力ですが、国連の活動を支援しています!:腐敗防止シンポジウム

(有)ラウンドテーブルコムは、国連傘下の一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンのお仕事のお手伝いをしています。
下記のイベントがありますので、お知らせします。
GCNJ(グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン)では、去る1月16日に開催しました「腐敗防止ワークショップ」に続き、下記のとおり「腐敗防止シンポジウム」を開催しますので、奮ってご参加ください。
GCNJは、国連グローバル・コンパクトの第10原則である腐敗防止の取り組みの一環として、Siemens Integrity Initiativeに2016年から参加し、日本企業の腐敗防止のためのコレクティブ・アクション提案に向けた活動を実施しています。
その成果の一つとして、関係者のご協力の下「腐敗防止強化のための東京原則」とセルフアセスメントツールを策定しました。このたび、下記のとおり本件に関するシンポジウムを開催しますので、是非ご参加いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
1. 日時
2018年2月27日(火) 12:50-15:30
2. 場所
IVY Hall ナルド
住所:東京都渋谷区渋谷4丁目4番25号
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅下車(B3出口より徒歩5分)
3.プログラム(予定)
12:50-13:00 開会ご挨拶
13:00-14:00 基調講演(QA含む)
– 公益財団法人 国際金融情報センター 玉木林太郎氏
14:00-15:10 パネルディスカッション
腐敗防止と情報開示:今、日本企業に求められること – 東京原則を巡って -(仮) 」
パネリスト:
– 国広総合弁護士事務所 國廣正氏
– 内閣府知的財産戦略推進事務局長 住田孝之氏
– 株式会社QUICK ESG研究所 リサーチヘッド 中塚 一徳氏
– 企業登壇者調整中
モデレーター:
– 沖電気工業株式会社 リスク・コンプライアンス統括部長 柴田 和佳子氏
15:10-15:20 東京原則と今後の進め方
– GCNJ事務局
15:20-15:30 閉会ご挨拶
4.後援
PRIジャパンネットワーク
5.参加申し込みページ
6.申し込み締め切り
2018年2月23日(金)
7.お問い合わせ先
GCNJ事務局 氏家 k.ujiie(アットマーク)ungcjn.org
8.東京原則とアセスメントツールについて
<プロジェクトと「東京原則」の目指すもの>
「企業がトップ自らのコミットメントのもとに腐敗防止に取り組み、その一連の活動について情報開示することが、企業のガバナンス力を高めるだけでなく、中長期的に企業価値向上につながる」という視点から、日本における「原則主義に基づくイニシアティブ」。腐敗防止へのコミットメントを個社だけでなくコレクティブに示すことで、ビジネス環境の改善につなげることを目指す
<「東京原則」の背景と意義>
近年、ESG投資における投資家のエンゲージメントや取引先に対する腐敗に関する第三者デューディリジェンスが活発になっており、企業が腐敗防止の取組み状況を外部から評価される機会が増えています。日本では、非財務情報開示に関するルールが存在しないことや腐敗防止に関する規制の執行が活発ではないこともあり、腐敗防止の取組み状況に関する開示・説明が他国の企業と比べて一般的に遅れています。日本企業の誠実性やコンプライアンス姿勢は他国の企業と比較しても遜色なく、むしろリーダーシップを発揮できる余地が多分にあると思われますが、情報開示がないゆえにESG投資などにおける評価も低くなってしまう傾向にあります。多くの日本企業の皆様に本原則にご賛同いただきたい趣旨は、腐敗防止に関する取組みを、投資家・取引先を含む外部のステークホルダーに対し、可能な範囲でより積極的に説明していく姿勢を表明することが有効であるとGCNJが考えていることにあります。
<「東京原則」への賛同が意味することとそのメリット>
「腐敗防止強化のための東京原則」は、GCNJ会員企業がすでに署名しているグローバル・コンパクトの第10原則(腐敗防止)の内容を米国、英国や日本の実務を鑑みて具体化したものであり、主要国のガイドラインに即した内容となっています。賛同に際し、基本原則を実施していることまで表明することをお願いするものではなく、基本原則の実施を将来的な目標として取り組むことを表明していただきます。また、基本原則をそのまま実施することが適切でない企業個別の事情がある場合には、その事情を説明していただければ問題はありません。すなわち、「東京原則」への賛同は、企業の皆様に新たに過大な負担を課すものではありません。企業が「東京原則」を実践する形で腐敗防止の取組みを行うことは、規制当局やビジネスパートナーから自社のコンプライアンスプログラムに関して理解を得るにあたって大変有益です。また、企業が「東京原則」に沿った腐敗防止の取組みの状況を可能な範囲で積極的に開示することにより、機関投資家の投資判断やエンゲージメントを受けるにあたって、企業の評価を高めることも期待できます。
<「贈賄防止アセスメントツール」について>
GCNJでは、機関投資家と投資先企業との間の贈賄防止強化に向けたエンゲージメント・対話を促進し、かつ企業の透明性と持続可能性を高めるためのツールとして「贈賄防止アセスメントツール」を策定しました。すでに機関投資家の投資先企業に対する共同のエンゲージメントのイニシアティブにおいて、本ツールを活用することに強い関心をいただいている状況にあります。「腐敗防止強化のための東京原則」に賛同いただける企業の皆様に対して、本ツールの活用を常にお願いするものではありませんが、ツールの活用はエンゲージメント対応や非財務情報開示などのコミュニケーションにおいて大変有用なものとなると思います。